腰痛の原因は様々です。
腰や骨そのものに異常があるケースや精神的なストレスが腰痛を誘発しているようなケースなど、その原因は多様であり、全ての腰痛に効果的な方法というのは残念ながら存在しません。
しかし、根本的な要因として『良質な睡眠』は非常に重要であり、逆に睡眠時の姿勢が崩れていると、腰痛や体の痛みなどが出現する可能性があります。
良質な睡眠を確保して腰痛を改善に導くためにも、睡眠の質を上げるおすすめの方法を紹介します。
【結論】
腰痛改善には自分にあったマットレスやまくらを選ぶことが重要！
睡眠が持つ効果とは？
1日8時間睡眠とすると、人間は1日の3分の1を寝て過ごすことになります。
これはつまり、人生の3分の1の時間を睡眠に要しているということです。
人生100年時代の現代日本人においては、30年以上の時間を寝て過ごしているのです。
そのため、生活の質（QOL）を上げるためには、睡眠の質にこだわることが非常に重要であり、睡眠の質を上げることで様々な健康的なメリットをもたらします。
睡眠と腰痛の関係
特に腰痛は睡眠と密接な関係性があります。
睡眠時には、8時間近い時間を同じ姿勢や同じ場所で過ごすことになります。
そのため、睡眠時の環境が乱れていると、自然と体に不調が生じます。
睡眠時の姿勢が悪いと、簡単に腰痛や体の痛みが出現してしまうのです。
例えば、長時間のうつ伏せ睡眠によって、腰から背中にかけて反り気味の姿勢になってしまいます。
すると背中の筋肉が緊張して、腰痛や肩こりの原因となります。
また、枕の高さやマットレスの硬さ、歯の食いしばりなど、睡眠時のあらゆる要素が『腰痛』と関連する可能性があります。
先にも述べたように、腰痛には様々な原因が存在するのですが、実際は、レントゲンに異常がない原因不明の腰痛が大多数を占めています。
このような原因不明の腰痛（腰や骨に異常がない腰痛）の場合、睡眠時の姿勢を改善することによって劇的に症状が軽くなる場合があります。
睡眠の質を向上することは、腰痛のみならず健康的なメリットがたくさんありますので、今回紹介する方法を試してみて、自分にあった睡眠を見つけてみてください。
腰痛改善にはおすすめ！良質な睡眠確保のコツ
ここからは良質な睡眠を確保するための具体的な方法を紹介していきます。
＊）腰や背骨、姿勢などに異常がある方は、専門家の指示に従って治療を行ってください
横向き睡眠が腰痛に効果的？
腰痛に効果的といわれている睡眠姿勢は『横向き』です。
横向き睡眠は、仰向けやうつ伏せの状態よりも腰に対する負担が少なく、長時間の睡眠でも筋肉が緊張しにくい睡眠方法です。
抱き枕などの大きめのクッションを利用して、片方の足をサポートしてあげると、より腰や背骨に対する負担を軽減することができます。
＊）体の状態や腰痛の原因によって適した睡眠時の姿勢は様々です。
バスタオルやクッションでサポート
また、バスタオルやクッションなどを使って、腰周辺を少し持ち上げてあげることによって楽な姿勢を維持できることもあります。
腰痛で足にだるさが出ている場合は、足元にクッションをいれて足を高くして寝ることで、足に溜まった血液や老廃物が流れやすくなり、足のむくみやだるさが改善できる可能性があります。
マットレスやまくらにこだわること
マットレスやまくらなどの寝具が睡眠に与える影響は絶大です。
寝具によって腰痛や体の不調が発現する場合もあります。
そのため、『自分に合った寝具』を見つけることが非常に重要です。
姿勢や体型は個人差が大きいため、万人におすすめできるマットレスはありません。
高級なものであれば良いということではなく、また一方で〝安いだけのもの〟もおすすめできません。
低反発のものや高反発のものなど、様々な材質のものがあり、なかにはオーダーメイドできるサービスもありますので、このようなサービスを利用して、『自分に合った寝具』を見つけることがとても重要です。
健康増進には良質な睡眠が効果的！
マットレスやまくらにこだわり、お気に入りのクッションを見つけ、良質な睡眠を確保することが、腰痛をはじめとする多くの不調を取り除く有効な手段となります。
睡眠には人生の3分の1もの時間を使用するのです。
『睡眠の質』にこだわって、しつこい腰痛とおさらばしましょう！
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