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メタボリックシンドロームを運動で予防!おすすめの運動はこれだ!

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メタボリックシンドローム(通称:メタボ)とは、内臓に脂肪(内臓脂肪)が蓄積しており、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を合併している状態のことを指します。
メタボリックシンドロームになることで、動脈硬化のリスクが上昇し、心疾患や脳卒中など、重大な病気の引き金となる可能性があります。
そんなメタボリックシンドロームを予防し、治療するためには、適切な『運動』がかかせません。
そこで、内臓脂肪に効果的で、日常生活に取り入れるべき運動やエクササイズを紹介します。

そもそもメタボリックシンドローム(メタボ)とは?

メタボリックシンドロームとは、内臓肥満の状態かつ、高血圧や高脂血症、糖尿病の2つ以上の病気を抱えている状態のことを指します。
そのため、ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとはいえず、『内臓脂肪』と『生活習慣病』がメタボのキーワードとなります。
メタボを解消するためには、内臓脂肪に注目してトレーニングをしていく必要があります。

脂肪を燃焼させるためには筋肉が必要!?

痩せるためには有酸素運動が一番!と考えている人は多いですが、効率的に脂肪を燃焼させるためにはある程度の筋肉量が必要です。
だからといって、いきなりトレーニングマシンを使ったような、本格的な筋肉トレーニングをする必要はありません。
ラジオ体操やストレッチをするだけでも、日々動かさない筋肉を使用し、筋肉が鍛えられます。
スクワットや腹筋、背筋や腕立て伏せなどの基本的な動きを、自分が出来る範囲で行うことで、背中や腹筋、太ももなどの大きな筋肉が鍛えられ、脂肪の取り込みが促進されます。
大きな負荷をかける必要はありませんので、毎日コツコツ続けることが肝心です。

有酸素運動は欠かせない!

ダイエットや脂肪燃焼のためには、有酸素運動がかかせません。
ウォーキングやランニング、ラジオ体操や自転車など、自分に合った有酸素運動を選択し、『続けること』が大切です
長時間の有酸素運動を1日だけやっても、ほとんど効果はありません。
10分・20分のウォーキングでもいいので、できるだけ毎日、最低でも週3回程度は実践しましょう。

有酸素運動の時間はどれくらいが必要?

厚生労働省のe-ヘルスネットによると、『1日に30分の運動を1回行っても10分の運動を3回行っても、両者の減量効果に差のないことが認められている』ということです。
そのため、まとまった時間を確保するのが難しいという方は、朝10分と夜10分のウォーキングなど、時間を分けて運動するのも効果的です。

NEAT(ニート)を意識する!

Closeup of man legs running on stairs outdoors

NEAT とは、運動とはいえない日常の活動で消費されるエネルギーのことをいいます。
家事や仕事、通勤や食事など、日常生活で消費されるエネルギーのことです。
このNEATを意識することで、特別な運動を行わなくても、日々のエネルギー消費量を高めることが出来ます
パソコン作業をスタンディングデスクで行って、椅子に座る時間を減らす。
食事を作る際にはつま先立ちを意識する。
エレベーターをやめて階段を使う。
背筋や姿勢を正すだけでも、エネルギー量は上がります。
運動習慣を生活に取り入れることが難しいという人は、NEATを意識して生活してみましょう。

運動がもたらす6つの効果

• 余分なエネルギーを消費する
• インスリンの効きが良くなる(血糖値低下)
• 精神的なリフレッシュ
• 基礎代謝アップ
• 筋力の増加(運動機能障害の予防)
• 認知機能低下を予防
日々の運動習慣がもたらすのは、メタボの改善だけではありません。
筋力が向上することで、ロコモティブシンドローム(運動機能障害)を予防し、認知機能低下にも効果が期待できます。
基礎代謝は上がり、血糖値や血圧の安定化にも効果的です。
メンタル的な安定にも効果的で、気持ちが沈んでいるときこそ運動がおすすめです。
食事制限だけでメタボを予防していると、どうしてもストレスがたまりがちになりますので、運動をしてリフレッシュすることが大切です。
様々な疾患を予防するための基礎となるのが運動です。
特に腰や体調に不安がある人は、主治医や専門家(理学療法士)と相談しながら、自分のライフスタイルに合った運動を見つけ、実践することで、疾病を予防しながら、精神的にもリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
運動において重要なことは『続けること』です。
無理のない範囲で、自分が得意な(好きな)運動習慣を探してみて下さい。

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