現代日本では美味しいファストフードやコンビニ食を、低価格でいつでも手に入れることができます。
これは非常に素晴らしいことなのですが、栄養素を考えると、ファストフードばかりの食生活を推奨することはできません。
そこで今回は、ファストフードやコンビニ食が健康面に与える影響を解説していきます。
ファストフードはオーバーカロリーなのか?
現在では、ハンバーガーだけではなく、牛丼や麺類などのファストフードが非常に身近な存在になっています。
数百円でとても美味しい食事を『いつでもすぐに』食べることができます。
また、ファストフード店はひとりでも立ち寄りやすく、一人暮らしの強い味方であるともいえます。
しかし、ハンバーガーや牛丼などのファストフードは、一般的にオーバーカロリーであることが分かっています。
高エネルギーで高脂質である一方、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすく、栄養のバランスが偏っています。
加えて、ファストフードは『早く食べやすい』食事として提供されているため、ゆっくりよく噛んで食べるということをしていない場合が多いです。
1ヶ月に一度、数週間に一度のファストフードの利用ならともなく、毎日のランチや夕食にファストフードを利用しているという人は、栄養バランスに注意が必要です。
肥満を助長するだけではなく、様々な生活習慣病のリスクとなります。
ファストフードを食べる際の工夫は?
ファストフードを食べる際には、野菜を使ったサイドメニューを追加するなど、工夫してメニューを選ぶのがポイントです。
最近では、どのファストフード店も栄養バランスを意識したメニュー構成となっており、サラダなどの食物繊維やビタミン類なども摂取しやすくなっています。
これらのサイドメニューを利用することで、少しでも栄養バランスを整えることが重要です。
また、ドリンク類にも注意しましょう。
ハンバーガーショップなどの場合、ドリンクに炭酸飲料(清涼飲料水)を選択する人が非常に多いですが、これらのドリンク類には糖分(砂糖)が大量に使用されています。
場合によってはハンバーガーそのものよりも健康面に与える影響は大きくなるでしょう。
そのため、できるだけ無糖のドリンク(お茶や紅茶、ブラックコーヒーなど)を利用しましょう。
無糖のドリンクが苦手というひとは、ミルクや野菜ジュースを選択するのもおすすめです。
野菜ジュースにも糖質はたっぷり含まれていますが、炭酸飲料よりはビタミン類が補給しやすくなっています。
コンビニ食が健康に与える影響は?
コンビニ食もファストフードと並んで愛される『手軽で美味しい食事』です。
しかし、コンビニ食もファストフードと同様に、ハイカロリー高脂質であることが多いです。
栄養バランスよりも、美味しさや価格を重視して製品(商品)が開発されるため、コンビニ食でも栄養が偏りやすくなります。
しかし、コンビニには多種多様の商品が陳列されているため、選択次第では栄養バランスを意識した食事を摂ることもできます。
大盛りの弁当をひとつ食べるのではなく、主食(おにぎり)、主菜(一品料理)、副菜(サラダなど)を意識してバランス良く選択することで、コンビニ食でもバランスのよい食事を食べることが可能です。
しかし、このような方法でコンビニ食を選択すると、結果的に1食あたりの費用が高くなるというデメリットもあります。
栄養バランスを意識しながら、低価格でおいしい食事を食べるためには、コンビニ食はサポート程度(ご飯は家で用意しておかずだけ買うなど)で利用することがおすすめです。
ファストフードやコンビニ食は賢く利用しましょう。
ファストフードやコンビニ食が栄養バランスに与える影響は大きいです。
しかし、誰しもがそれを承知の上で食べていることかと推測します。
それほどまでにファストフードやコンビニ食のクオリティは高く、ある種の依存性があります。
そのため、ファストフードを禁止するのではなく、健康面に配慮して賢く利用するというのがおすすめです。
低価格で高品質なサービスが利用できるのも、豊かな現代日本ならではです。
健康面にも配慮しながら、ファストフードやコンビニ食を楽しみましょう。
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